親の転勤でアメリカに2年住んだ時の体験

中学一年から高校2年の約5年間にわたってアメリカのカリフォルニア州に住んでいました。

中学も高校も生徒数が3000人以上いるマンモス校で、最初は英語ができないままに渡米したので、まるで大海に突然放り込まれたような状態で本当に大変な思いをしました。

最初の頃はESLという英語ができない外国人のためのクラスに入っていたのですが、その間は同じように外国から移住してきた子供たちと一緒に1日過ごせたのでとても楽しかったです。英語が徐々に上達してくるにつれて、普通のクラスにも参加できるようになりました。

中学は、それでもまだ平和な感じでしたが高校は、まさに新宿のクリニックで健康診断を受けながら見た、テレビドラマで見るような人間関係が、かなり複雑な場所でした。勉強ばかりしている生徒か、遊びに忙しい生徒などくっきり二つに分かれているのが面白かったです。ですが人種によって明らかなランクがあったのには驚きました。一番トップは、白人で次がメキシカン、アジア系、黒人などとなっていて、根深いアメリカの人種問題に驚いたことを今でもはっきり覚えています。

アメリカでの運転免許、車の売買について

アメリカのボストンに語学学校に1年留学、」ワシントン州に4年間単身赴任していました。アメリカでは車が必須です。車を買うにはまずアメリカの運転免許証が必要になります。アメリカでは州ごとに運転免許証が発行されるので、州をまたいで引っ越した場合はその州の運転免許証に切り替えることになります。

しかし、ワシントン州では日本の運転免許証を持っていれば、試験無しでワシントン州の運転免許証に切り替えることが出来ます。シアトルの日本国領事館で証明書を発行してもらってライセンシングオフィスに行くと作ってくれます。

車はディーラーや中古車屋で買えます。レンタカー屋が新車を売っていることもあります。日本と違って気に入った在庫があればその場で購入出来ます。リースやローンもアメリカで作ったアメリカのクレジットカードを使用したクレジットヒストリーが十分あれば可能です。なければ現金で買うしかありません。

車を売るときも簡単です。お店に車を持って行って査定して買い取り価格を決めてもらうだけです。リースは差額を追加で支払うことがほとんどです。個人売買も盛んですが、一定の価格の目安が定められており、売買による税金を個人で納めないといけない仕組みになっています。

世界の中心で子育ては不安だらけ

学生時代サンフランシスコ留学経験があり、結婚してから去年までニューヨークに住んでいました。主人の転勤でニューヨークに住み始めたのが、ちょうどトランプ政権に変わったころでした。更に会社が用意したマンションもトランプタワーから徒歩圏内の場所だったため、初めの頃はメディアの人が沢山いて歩きにくかったです。
また、最寄り駅で起きたテロ事件やトランプタワーの火事騒ぎなど、なかなか安心して暮らすことができず日本の家族は大変心配していました。
子供を連れての引越しだったのですが、散歩にいくにも気を使いました。地元の子連れママも安全確保のため5才くらいまでの子供はベビーカーに乗せて移動していました。
ニューヨークへ転勤というと周囲からは羨ましがられました。確かにお洒落なカフェや最先端のカルチャーに触れることができてよい経験をしたと思います。それと同時に日本の安全さをより痛感しました。子供を自由に遊ばせることができるのは平和な証拠です。世界の中心で子育てするにはそれなりの不安があることも経験しました。

先進国アメリカのバスの実態

先進国のアメリカは、何でも便利で進んでいると思ったいたのですが、実はそうではありません。
留学費用が比較的高いロサンゼルスでバスに乗った時に、かなり不便だった事に驚きました。

日本のバスというのは、両替機がついてるのが当たり前なので、小銭を持っていなくても両替して運賃を払う事ができます。
でも、アメリカのバスには両替機が付いていないので、バスに乗る時には小銭を用意しておかなくては行けません。
もしくは、1日乗車できるような券を買わなくてはいけません。
すべての州のバスが同じなのかはわかりませんが、私が住んでいるカリフォルニア州のバスは、そのようなシステムです。

私が初めてバスに乗った時、小銭を持っていませんでした。
両替して欲しいと運転手に伝えたら、乗客で誰か両替してくれる人がいないか聞いてくれ、と言われました。
恥ずかしいしそんなこと聞けなくて戸惑っていたら、運賃は入らないから乗っていいよと言われました。
アバウトなところが実にアメリカらしいと思いました。

アメリカ留学をする目的の決め方

アメリカに留学するメリットは英語などの語学を学べることだけでなく、日本とは違った環境で生活ができることです。現地で学ぶ方法は学校に通いますが、ホームステイなど安心して泊まれる方法を探すことが求められます。語学は文法の使い方だけでなくコミュニケーションができるようにしたいもので、どのように学ぶか考えて計画を立てることが大事です。

海外留学は現地への交通費や学費、生活費など多くの出費が必要で、事前に見積もりの内容を確かめて金銭計画を立てる方法が望ましいです。留学エージェントは現地での生活の方法や学び方のコツをアドバイスしてくれるため、信用できることを確かめて決めると安心できます。

アメリカ留学をする目的の決め方は就職など今後の人生につながるように考え、限られた時間の中で多くのことを吸収できるようにしたいものです。現地で学ぶコツはコミュニケーションをすると分かりやすくなり、人と話す楽しさを実感すると効果があります。

初めてのアメリカ留学ならシアトルがお勧め

初めての留学、どこの国に留学するかを決めるのはとても難しいことですが、日本人に対して好意的な人が多く、英語のなまりが少ない、治安が良い、勉強以外にも歴史的にも商業地としても魅力がある場所と考えると語学留学のメッカであるハワイまたはシアトルがおすすめです。

シアトルと言えばシアトルマリナーズを思い浮かべる人も多いと思いますが、ベースボールを通じて日本人の謙虚さや細やかさは認知され留学生としても受け入れたいと考える人が多い場所でもあります。シアトルの郊外には世界有数の高級住宅地もあり、富裕層や著名人も多く住んでいます。

海、山、湖に囲まれ自然豊かでありながら都会的な部分も楽しむことが出来るシアトルは、ワシントン大学をはじめとして大学がいくつかあります。短期から長期留学にも対応しており、個々に合わせた留学プランを組み立てるのには最適です。

ただし、治安が良いシアトルとはいえ、慣れない土地に来た際には周りに気を配る事が大切です。とくにダウンタウンや知らない路地には気軽に入り込まないことが楽しい留学生活を送るうえで重要となります。

アメリカのゴミ回収システム

アメリカらしいなと思うのが、ゴミ回収のシステムです。ボストンに語学留学したときに驚きました。

一軒家の場合、各家庭にゴミ回収業者から一般ごみ、リサイクルゴミ、さらに、雑草などの緑を入れるためのゴミ箱が支給されます。
これはだめになったら業者に言えば、新しいものにかえてもらえます。
これをそれぞれ分けて(集積所で仕分けされるので分けなくても問題ありません)出せば、それぞれの回収車がやってきて週に1度収集してくれます。

アパートやコンドの場合は、共同のゴミ収集ボックスがあり、そこに好きな時にたまったごみを仕分けせずに入れていきます。
これも週に1度回収業者が回収してくれます。

この回収業者の回収の仕方が面白く、1軒1軒回るので、いちいち日本のようにトラックから出入りしていたら間に合いません。
回収トラックからハサミのようなものが出てきてゴミ箱をガシッとつかんで、そのままトラックの後部にあるごみ入れに詰め込み、どんどんゴミを回収していくという、車社会らしいスタイルです。

アメリカ留学で英語を学ぶコツ

アメリカは英語を学ぶためだけでなく現地の雰囲気を体感でき、留学先として決めると様々な知識を付けることができます。例えばハワイの語学学校で学ぶ時は安心して行動できるように保険に加入し、留学エージェントを探して気軽に相談すると便利です。英語は幅広い国や地域で公用語として使われ、話し方のコツをつかむとコミュニケーションがスムーズにできます。

海外留学は費用が高くて学生の場合は期間が限定されますが、効率良く学べるようにカリキュラムを探すことが大事です。英語は会話以外に文法などを知ると文章を書けるため、情報交換をするためにうまく活用できます。アメリカは多くの大学があるため語学を学びやすく、仲間を作って情報交換をすると安心できます。

アメリカ留学で英語を学ぶコツは学校のカリキュラムの内容を確かめ、会話をしながら上達すると効果的です。英会話はビジネスなどをするために必要不可欠なため、国際化社会に貢献できるよう準備すると今後の人生につながります。

食を存分に味わいたいのならアメリカ留学

「おいしいものをたくさん食べたい!」と、思うのならば、アメリカ留学はやっぱりニューヨークという大都会をオススメします。のんびりと田舎の街でアメリカ留学もいいですけれど、若い時こそ刺激が欲しいというものでしょう(私が無料留学エージェントを活用してアメリカ留学をした高校、大学時代の周りの子はそのような傾向がありましたので)。だからこそアメリカ留学ならば、ニューヨークをオススメしたくなるんです。

だって、ニューヨークは小麦粉の種類にしてもたくさんあるんですから。マフィンの色にしてもとてもカラフルですよ。この言葉はあまり使いたくはないですが、ニューヨークの飲食店はインスタ映えすると思います。女の子がときめいてしまうような色使いのフードが盛りだくさんですからね。

そんなことを言いますと、身体に悪そうなものばかりかと思うかも知れませんが、ニューヨークはさすがの大都会ですから、ベジタリアンにも対応したフードも盛りだくさんですよ。レストランでもベジタリアン向けのメニューが当たり前のように用意されていますからね。

食べ物にしても、ニューヨークはさすがの大都会だということを実感することでしょう。生活の基本とも言える「食」を存分に味わいたいのでしたらアメリカ留学はニューヨークをオススメします。